文字工房 省二菴 / 書道ディレクター 外林省二

2005年度の近況報告 

05/12/27 干支展を終えて 

 今年の干支展も無事終了しました。
恒例の干支展も数えてみれば15回目。
いつのまにやら干支も一周しました。
先生の独特の感性が生み出す数々の「今年の干支」を
「個展/イベント案内」にて紹介しております。
ぜひ、ご覧下さい。

 一仕事終えた後の先生は、年末から中国に旅立たれる予定です。
今回の目的は、以前より準備を進めているホテルのギャラリーの
より具体化の為。
 大筆のパフォーマンスをされるかも・・・
先生の大筆のパフォーマンスは、普段の作品とは一味違う迫力が
あります。
 「個展/イベント案内」にも過去のパフォーマンス動画がありますので
ぜひ、ご覧下さい。


05/11/22 小学校で課外授業

 11月22日に先生は、母校の水呑小学校に招かれ課外授業「ようこそ先輩」を行われました。

6年生約80人に対して小学校時代の書道大会の思い出を話されました。
また、2m×1.8mの和紙に実演を行いました。
先生が選ばれた言葉は「志」と「夢」。
書き終えたあと先生は「大きな夢を持ってほしい」と強く語られていました。

先生の後輩に対する惜しみない気持ちが表現されているのがよく分かりました。
こちらまで盛り上がって「やらねば!」という気持ちにさせられます。


※この様子は、11月23日の中国新聞(27頁)にも紹介されております。


05/11/21 上海久光百貨 省二菴 盛況のうち終了

 8月24日より開催しておりました上海久光百貨の省二菴が盛況のうち終了しました。

中国での活動の先駆けとしての今回のギャラリーでしたが、現地の方にとっても先生の『アート』としての書に興味を持っていただき、先生も確かな手応えを感じておられるようでした。

先生は、12月よりホテルのギャラリーの作品の充実をはかる為、中国に向かわれます。
日本での干支展の準備も控えており大変お忙しいご様子です。
「一つの終わりは、次の始まり」とばかりに勢力的に活動される先生を見ていると自分も頑張らなければと感じます。


05/10/20 上海桜楓ホテル グランドオープンイベント

10月21日、先生は再び中国の上海に向われます。

今回は、上海桜楓ホテルのグランドオープン用の作品の納品と、オープニングイベントとパーティーへのご出席の為です。

ちなみに、今回納品されるグランドオープン用の作品は、ホテル内の各フロアのエレベーターホールに展示する作品という事で、それぞれのフロアを表す為の先生のアイディアが効いている、素敵な作品となっています。
どんなアイディアかは、見てのお楽しみという事でお願いします(笑)

この作品を中国まで行ってご覧いただく事ができない方の為に、ここでご紹介したいのはやまやまなんですが、さすがにホテルでの展示前にこちらで紹介させていただく訳にはいきませんので、少し待ってくださいね。

ところで先生は、このオープニングイベントで久々に大筆を振るっての即興揮毫(パフォーマンス)を行う予定です。

先生も久々の大筆での即興揮毫という事で楽しみにしてらっしゃるご様子ですが、中国への大筆の運搬が困りモノですね・・。

今回、私は同行しませんので、大筆を運ぶ事も、現場で先生の揮毫を観る事もできないのがとても残念ですが、先生の即興揮毫に中国の方からどんな反響をいただけるのか楽しみです。

05/10/11 上海久光百貨 開店1周年イベント

先生は9月の末から、再び中国の上海に行かれていました。

今回は上海久光百貨の開店1周年イベントへの参加が主な目的で、先生は上海久光百貨内に出店している省二菴コーナーで、10月1日から10月3日までの三日間、午後2時〜4時の間、即興揮毫(その場で書を書く)を行われました。

中国は10月の1日が建国記念日にあたり、国をあげての連休という事もあって期間中は大変な賑わいでした。

先生が即興揮毫を行われた合計6時間の間にも、およそ200人もの方が詰め掛けるという状況で、即興揮毫をされている先生の周りに人だかりができ、先生もスタッフも大忙しでした。

お客様と直接顔を合わせ、そこで感じるものも含めて作品に残すというこだわりで、大混雑の中、先生は詰め掛けた1人1人にご希望の文字と好みの色を尋ねられ、1作品ごとに丁寧に即興揮毫を行われました。
これには、現地の方にも大変喜んでいただけているようでした。

どうやら現地の方のお話によると中国では正統派の書が中心で、先生の作品の様な、一種の「アート」的な書は大変珍しいとの事で、『書』としてだけではなく、一種の『アート』としての書に大変興味を持っていただけたようです。

書の本場中国でも先生の作品に対して、斬新な『何か』を感じていただいているようですね。

先生を紹介する大きな立て看板
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この通り、現場は大賑わいでした
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先生の作品を喜んでくださる現地の方
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05/09/20 体はひとつ

最近の先生は大忙しです。

詳しくは個展・イベント案内ページをご覧頂きたいのですが、中国上海桜楓ホテルのオープンに向けた作品製作や、中国上海久光百貨の1周年イベントの準備もある中で、明日からは再び中国に向われるという、とんでもないスケジュールになってしまっています。

こうなってくると、季節の変わり目という事もあり、やはり先生のお体が心配ですが・・先生ご自身は元気ハツラツとされていて、何よりも充実して作品製作に取り組まれているご様子です。

次回の中国滞在も充実したものになりそうですね。

05/08/29 上海久光百貨 省二菴オープン

去る8月24日、ついに中国の『上海久光百貨』で省二菴がオープンしました!

先生はオープン前に、かなり体調を崩されていらっしゃいましたが、オープン前日にはすっかり体調も回復し、準備万端整った状態でのオープンとなりました。

さすがに書の本場という事で、訪れたお客様の作品を見つめる目は、とても厳しいものでしたが・・・一通り作品を見終わった後には「精彩!(中国語で『素晴らしい』の意味)」と、握手を求められる場面もありました。

書の本場で、こんなに良いリアクションがもらえるなんて、先生の凄さをあらためて感じます。

ところで、今回の中国で省二菴を出店するにあたって、中国の王(ワン)さんという方に大変お世話になっています。
王さんは先生の作品に惚れ込んでくださっていて、中国では先生の代理人として多方面で動いてくださっている方です。

その王さんをはじめ、お力を貸してくださる方々がいらっしゃるおかげで実現した、今回の中国での出店です。

慢心などは微塵もなく、周りの方々に対して、いつも感謝の気持ちをお忘れにならない先生だからこそ、こうして支えてくださる方がいらっしゃるんですね。

お客様と談笑される先生とスタッフ
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現場の写真です
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先生と代理人の王さん
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05/08/10 取材

この日、先生はご自身のアトリエで、雑誌『経済リポート』さんの取材を受けられました。

今回の取材のポイントは、中国への省二菴の出店そのものの内容と、中国で出店を行う事ができたいきさつなどだったようですが、詳しい内容は・・・9月発売の経済リポートさんの記事をご覧ください(笑)。

先生が取材を受けてらっしゃるところに同席させていただいたのは今回が初めてですが、記者さんとの会話の受け答えにも先生の懐の深さが現れていました。

05/08/05 中国に向けて

先生は8月24日から中国の『上海久光百貨』での出店(詳しくは『個展/イベント案内』をご覧ください)に向けての作品製作を行われていますが、数日前から体調を崩されたご様子で、体調の悪い中で作業となっています。

休んでいただくようにお願いをしても「楽しみにしてくださる方がいるんだから、休む訳にはいかない」と聞き入れていただけません。
作品製作だけでなく色々な段取りもあり、大変お忙しい状況ですのでお休みになる時間は無いのは良く分かるのですが、やはり先生のお体が心配です。

いざ開店の日には寝込まれてらっしゃる・・・なんて事にならないように、なんとか休んでいただけないものですかねぇ・・。

あと、先生の中国での名刺をご紹介します。
当たり前ですが全て中国語で書かれていまして、初めて拝見した時は私も思わず『おぉ!』と唸ってしまいました。
書の本場、中国での名刺という事で、細部にまで気を遣って作られたようです。

中国での名刺